The Year 2017

雑記

2017年のおわり.

2017年

濃い1年だった気がする.

1月から3月

今年の正月はうるう秒の挿入があった.
早起きして自転車でNICTまで行った.

職員の発音を聞くにニクトじゃなくてエヌアイシーティーらしい.


冬休み明けも普通に授業があった,よく覚えてないけど.

春休み中は研究室見学だった.
自分は分散システム全般に興味を持っていたので,それ系の研究室を中心に回った.
最終的にすずかけのI研(情報工学系)と大岡山のY研(情報通信系)の2つに絞った.

4月

結局配属調整会ではY研の方に付箋を貼った.
終わった後は中華街に行って横浜の夜景を撮った.

千と千尋の神隠し,すごく好き.

5月

どんな研究テーマにするのか,サーベイ論文を読み漁って興味のある領域を探した.
あとI研にいる同期と先輩に直接会って話をさせてもらった.
で,修士課程でもY研に残留することを決めた.

エストニア大使館に行って e-Residency の手続きを完了した.
領事官とのやり取りは当然英語で,2年生のときにイタリア行って以来だった.
「なんでe-Residencyのこと知ってるの?」とか,最初の事務的なやり取りは良かったんだけど,お喋りタイムに突入したら結構キツくなった.
日本のマイナンバーシステムの問題点をいくつか指摘したかったんだけど,圧倒的に英語力が不足したね.
悔しいね.

このカードで遊ぶ話はまた今度やる.

6月

院試にはA日程(口述試験のみ)とB日程(筆記試験+口述試験)があって,学部の成績がいいとA日程の受験票が送られてくる.
A日程を期待してB日程だったら院死して路頭に迷いかねないので,この時期からぼちぼち勉強を始めた.

iPad Pro (10.5inch, 256GB) を買った.
紙にメモする文化が失われた.
ホワイトボード使っていても無意識にを探してしまうようになる.
iPadで遊んでばかりいたのでM1の先輩に「勉強しろ」と怒られた.うへぇ.

院試の勉強していながら,卒業必須要件である「学士論文研究」の履修登録を忘れていたことに気づく.

7月

受験票が届いた.A日程だった.

受験票発送から口述試験まで2週間くらいあって,正直院試勉強続けるのだるかったんだけど,「えっ,勉強しないの?」的な指摘を受けたので惰性で続けた.

口述試験は,試験とは名ばかりで,自分の名前,卒論の進捗と希望する研究室の名前しか喋ってない.
合格発表まで1週間あったけど,もう流石に勉強しないよね.
研究テーマを本格的に探し始めた.

8月

合格内定通知を受け取って正式に院試終了.
大学も前期が終わって夏休みに突入.

研究室のネットワーク更改を提案,先輩たちに手伝いを依頼して物理・論理構成を抜本的に見直した.
もともと5時間で完了する予定だったのだけど,まあいろいろトラブルが起こって,結局2日に渡る貫徹作業になった.
ロッカーに眠っている機材はポンコツ骨董品が多い.

9月

先生と打ち合わせを重ねて,ようやく研究の着想を得るに至る.
早い人は9月中旬にはテーマまで決まるもんだけど,僕はそうはいかないだろうなあという予感.

8月にネットワークを作り直したので,次は秘伝のタレ状態になったサーバを作り直すことにした.
稼働している全サービスをコンテナ化し,Kubernetesでクラスタ化したサーバ群に移し替えた.
1人で全部進めていたので,一部の作業が間に合わず3月に持ち越しになった.
研究室インフラの話はまた今度やる.

loundrawの画展に行った.
初めて好きになったイラストレータ.

10月

9月に発注した新しいルータ,スイッチ2台が届いた.
今年度はラボの予算が潤沢なので,本でも機材でも「欲しい」と言えば買ってもらえる.


そしてついに輪講が始まった.
第1回は何とかなったが,第2回でテーマがポシャった.
着想はOKだけど,具体的な問題設定が詰められない.
すでに10月は下旬であり,流石に無職はヤバイ段階である.

何をすれば研究になるのかがわからなくなった.
つらいね.精神的に.すごく.

11月

タイ人Dによるガパオライス.
ニンニクがゴロゴロしててシャキシャキしてる.
すごくおいしい.
休みの日はよく一緒に料理する.


第2回輪講の次の日,ラボに来てみたら,ホワイトボードに僕の研究テーマ (問題設定と提案手法の方針) が書いてあった.
天啓を授かってしまった.
輪講のあと,M2の先輩たちが考えてくれたらしい.

あれだけブルーだったのに,一夜明けたらあっけなく決まってしまった.わお.
研究テーマを完全に自力でひねり出すのはかなり難しくて,大抵は先輩の引き継ぎや,共同研究先の企業から振られたネタをもとにスタートする.
そこへ行くと,僕は先輩に拵えてもらった人である.わーお.

シミュレーションにはCythonを使った.
PythonコードをCコードに変換→コンパイルするので,.pyを.pyxにするだけで2倍は高速化できる.
しかし,それ以上の高速化はCython拡張表現を書き足す必要があって,だんだんPythonでもCでもない可読性が著しく損なわれたコードになる.
最終的な感想は「次はC++でやろう」

ラボの計算サーバは3台あって,そのうちの1台が熱に弱く,過負荷を与えると落ちる.
1-2週間もかかる計算と心中されては敵わないので,未使用のラックに移設,シャーシカバーを外して扇風機2台で強制空冷,冷房最強でキンキンに冷やした.
ついでにZabbixでCPU温度を監視するようにして,これでようやく安定動作するようになった.

12月

冬ゼミ (という学会発表的イベント) の準備で忙しかった.
原稿作成はそんなに苦労しなかったけど,スライド作成は結局2徹になった.
火傷程度は覚悟してたけど,全く燃えずに終わった.同期は燃えた.

今年最初で最後の海は冬の三浦海岸.


年越しのお供.

2018年

修士なのでいろいろできると思う.

研究する

授業が始まるので研究に割ける時間は今よりも減ってしまうが,頑張って奨学金120万の返還免除を勝ち取りたい.

作りたい

GEEKなこと全然できなかったので,いろいろ作りたい欲が溜まっている.

研究室インフラ

IPv6 Ready にして,サーバは徹底的に自動化したい.
IDサーバとDNSサーバをGoでサクッと用意したい.

ハードウェア乱数生成器とリピータハブ

持ってないし,最近回路触ってないので作りたい.

ブロックチェーン

これ読んでおもしろそうだと思ったので,理解を深めるためにも.
Building Blockchain in Go. Part 1: Basic Prototype

EstonianIDカードでスマートカード認証

ラボのPC,EstonianIDカードの抜き差しでロック・ロック解除できるようにしたい.
これはまあ即できそう.

読みたい

洋書は愛読書の The Catcher in the Rye しか持ってないので,そろそろ挑戦してみたい.

自分は情報系の人間だけど,生物学 (特に分子生物学と進化生物学) や哲学 (特に形而上学と心の哲学) が好きなので,それ系の本を2冊ピックアップした.

The Blind Watchmaker: Why the Evidence of Evolution Reveals a Universe Without Design

『利己的な遺伝子』で有名なリチャード・ドーキンスの名著.
翻訳は『盲目の時計職人』で,何となくアーサー・ケストラーの『機械の中の幽霊』を思い出す.

The Age of Spiritual Machines: When Computers Exceed Human Intelligence

意識のハード・プロブレムについて調べていたら見つけた.
翻訳は出ていないっぽい?
AIが知性を獲得する未来を描き,知性や意識の正体に迫る本.

布教:読んでほしい

子どもが好きな人へ.

ぼくらのよあけ

2017年の春アニメ『アリスと蔵六』の原作者,今井哲也さんの作品.
アニメ『電脳コイル』の第24話「メガネを捨てる子供たち」を見て「めっちゃ好きだわコレ」ってなった人に贈りたい.絶対に気に入る.まさに自分がそうだったから.

あんまり書くと内容に触れちゃうから難しい.
子どもたちが主人公のSFなんだけど,あくまで大人に守られた子どもって描き方になっているのがポイント.
『電脳コイル』が好きな人は,僕の言っている意味がわかってくれると思う.
この作者は『アリスと蔵六』もそうだけど,子どもを描くのがすごく上手い.
おすすめ.